日本さかな検定(ととけん)2級に合格するため
最近になって認知度が上がってきた
ととけんと言われる日本さかな検定
メディアはもちろんですが、居酒屋さんや魚屋さんに行くと、
ととけん1級取得者がいるお店!みたいな登りが出ているところが
見られます。
スーパーの魚屋でも、知識をしっかり持って捌いているところは少なくなって
きているので、こういう登りを見ると、美味しい魚が食べられるのでは?と
ワクワクしてしまいますね。
今回は私が実際に受けてきましたので、
どのように勉強してきたか、どのような傾向があるかを
お伝えしたいと思います。
ととけんとは??
ととけんの詳細に関しては、
以前書いた記事がありますので、↓↓↓をご覧ください!
どんな内容の検定?
どんな内容かというと、とにかく幅広いところが出題されます。
小中学校で習うような知識も必要になってきますし、
最近の魚食文化に関わる時事問題も出されてきます。
今回受けてみて、大きくて分けてこのように分けられるのでは?と考えました。
①魚介類に関わる歴史
魚介類の関わることわざや、郷土料理など
②魚介類の種類特徴について
例えば、ハモの旬の時期はいつで、食べる前に必ず処理しなければならないこと等
要は魚の図鑑に載っているような知識ですね!!
③地理について
水揚げ産地の立地、地名だけではなく場所まで把握しておく必要あり
④プライドフィッシュ
地域ごと春夏秋冬で特に美味しい魚を選定されており、最大各県12種になる模様
詳しくはこちらのサイトより→プライドフィッシュ公式サイト
⑤時事
今年の春先くらいまでで起きた、魚に関わる事柄
(マグロや秋刀魚の初セリ・有名産地で起きた事件など)
どう勉強したら良い???
傾向としては、④のプライドフィッシュに関しての出題が多かったように感じます。
そう思うのも、①〜③の内容も関連づけられる場合が多いからです。
例えば筑前海の天然マダイについて、
福岡の西部にある筑前海で春に水揚げされる
1kgアップの天然真鯛のことを言いますが、
ここからの情報からわかることは、天然マダイの旬は春で
福岡はマダイの水揚げが多い地域であること。
また関連づけて桜鯛という単語、そして日本で流通されている真鯛は
ほとんどが養殖であることまで理解できるはずです。
おそらく魚関係のお仕事をされている方は、
イヤイヤととけんを受けなければならない状況に陥り、
覚えることいっぱいじゃねーか!
と思うかもしれませんが、関連して覚えていけばそうでもありません。
勉強方法も基本は、教材を読み込むことになります。
私の場合は2冊に絞って勉強していきました。
ととけん副読本
ほぼほぼこの教材でテスト範囲を網羅できると思います。
今回受けたととけんに関しては、ほとんどがここからの出題だったのでは
ないかと思います。
また注意して欲しいのが、試験会場になる地域の問題が特に多く出ていること。
時間が無い場合は、その地域を徹底して勉強していくことも良いかもしれません。
購入はととけんホームページよりご購入してください。
毎年副読本が出ているようなので、その年に受ける年度版で勉強されるのが一番です。
からだにおいしい魚の便利帳
この教材に関しては、この業界では有名な
ぼうずコンニャク市場魚貝類図鑑の藤原昌高 さん著者による本になります。
この本はととけんを受けなくても、水産関係者であれば持っておくべき
教材ではないかと思うくらい、魚の知識が詰まっています。
各魚種別で詳しい情報が載っていますので、
長年の魚の仕事に携っている方でも知らないような内容もありますので、
ただ読んでいるだけでも面白いです。
この2冊があれば、副読本を中心に読み込んでいき
わからないところや、興味があるところはぼうずコンニャクさんの本で
調べていけばしっかりとした知識を身に付けることができます。
また⑤の時事問題については、日頃からテレビや新聞などで
水産関係のニュースがないか注意して見ていくことが大事です。
もし業界の方であれば、専門誌読んでいけば問題ないと思いますが、
一般紙に出てくるような水産関連の知識で十分対応できるはずです。
ととけんホームページでは過去問題も一部掲載されているので、
どんな問題が出ているかも確認して見てください!
私の場合は1級を取ることが目標で、
今回やっと1級の挑戦ができるようになったことなので、
来年に向けて頑張っていきます。