土用の丑の日 うなぎ食す!!
2022/11/23
梅雨もそろそろ終わり、着実に夏が近ずいていますね!
魚食に関して言えば、夏の一大イベントの
「土用の丑の日」が控えています。
今年の丑の日は
2017年7月25日(火)
2017年8月6日(日)
去年は1度だけでしたが、今年は2回も控えています!!
わーーーい!そろそろ鰻を食べれる!と思うか、
別に丑の日とかどーでも良い!うなぎなんて高いだけで、
ちっとも美味しくないじゃないか!という2択になりますかね。。。
私はというと前者になります!
小・中学生の時は、別に美味しくもなんとも思っていなくて、
ただただ食べさせられてたという印象だったのですが、
大人になってようやく美味しさがわかったのか?
それとも「高価な魚!」という印象をつけられたからか、
よくわかりませんが、毎年丑の日にはうなぎを食べるようにしています。
そもそもなぜ、土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのでしょうか???
なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのか??
平賀源内さんの思いつきだったようです。
江戸時代の夏の暑い時期に、うなぎが売れないと頭を悩ませていた
うなぎ屋さんが、平賀源内さんに相談したところ、
店先に、
「本日の土用の丑の日」と張り紙をするようにと
勧められたことを実行すると、お店が繁盛したということから
他のお店も始めて、鰻を食べる風習が定着したと言われています。
最近のスーパーでは、
行くたびに「本日○○の日!」という販促を打って商品を販売していますが、
毎回よく思いつくな〜と関心していました。
3月8日→サバの日とか!!
ただ、このようなことは今に限ったことではなく、
江戸時代にもあったのですね。
ただ、最近の鰻事情は非常にシビアで、
毎年資源についてのニュースを耳にしますね。
うなぎ資源は大丈夫なのか?
あなたがスーパーで買っているうなぎの大半は、養殖物です。
割合でいうと、皆さんが食べている99.5パーセントが養殖品ということです。
だったら、人間が育てているのだから、
資源なんて、気にする必要ないじゃないか!と思いますが、
うなぎの養殖に使われている赤ちゃんうなぎは、
天然の川から採ってきたものなのです。
マリアナ諸島付近で孵化した鰻は、海流にのって、
台湾→中国→日本という流れでやってきます。
その稚魚は日本各地の川を遡上していきますが、
その時に捕まえられて養殖されるということです。
そういうことは、養殖物でもたくさん食べれば
卵を産む親鰻が減るので、どんどん少なくなるということです。
あなたが食べるうなぎの蒲焼は美味しいですか?
よくスーパーで見かけるうなぎは、すでにタレに覆われており、
茶色くコーティングされているものばかり。
最近では白焼きといって、素焼きにしているものも一部ありますが、
ほとんどはタレがべっとりついた鰻ばかりですね。
それを買って、真ん中でざっくり切って、
断面を見てもらえばわかりますが、タレの層がすごく厚い。
うなぎを食べているか、タレを食べているのかわかりませんよね。
意外と大人になって、うなぎを食べてきた私ですが、
はっきり言って、スーパーのうなぎ蒲焼は魚の味なんてほとんどしません。
脂とタレ味っていう感じです。
あなたは、うなぎを月一くらいで食べますか?
スーパーには一年中あるので、そういう方もいるかもしれませんが、
ほとんどが夏の暑い時期に1回食べるか食べないかだと思います。
だったら年に一回美味しい鰻を食べましょうよ!というのが
私の考えです。
年中見かける鰻蒲焼
スーパーに行けば、夏の時期に限らず
通年うなぎの蒲焼が並んでいます。
土用の丑の日以外に誰が食べるのか??といつも思ってしまいますが、
やはり割引シールが貼られているのをよく目にします。
毎年毎年、うなぎ資源が枯渇しているというニュースを目にしますが、
だったら、シラス鰻の漁獲量を規制しろ!というのが私の考えです。
スーパーに通年あっても真っ当に売れないうなぎを
1年中販売する必要があるのでしょうか?
本当においしいうなぎを食べたいと思う、
富裕層はおそらく、料亭や外食で高いお金を出してうなぎを食べるイメージで
通年食べようと思えば、いつでも食べれるのでしょう!
ただスーパーに並ぶうなぎに関していえば、一般の中間層向けで、
しかも土用の丑の日にしか売れないという、、、
だったら、少しは規制して資源についてしっかり考えるべきでしょう!
土用の丑の日だけは美味しいうなぎを食べたい
せっかく年に数回しかないイベントだから、
しかもまあまあ値段が張る魚なのだから、
贅沢しませんか??
スーパーの鰻に関しては、今年は去年に比べて安そうです。
中国産に関しては1000円切った販売価格帯で、
国産に関してもグレードによりますが、1500円前後が中心になるのでは
ないでしょうか????
買いやすくて良いとは思いますが、
せっかくだからおすすめうなぎをご紹介します。
筑紫金うなぎ
養殖物のうなぎはやはり、においがします。
天然物のように、脂が上質で身がしっかりしまったような魚と比べると
全くの違いにびっくりされます。
天然物に近い養殖うなぎ、
それが筑紫金うなぎです。
値段は普通の養殖ものと比べると高くなりますが、
年の一度の贅沢と思って食べて見られたらいかがですか?
近場に天然物のうなぎが食べれるところがあれば、
ぜひそちらで食べていただきたいですが、
それに近い物があります。
私も今年の土用の丑の日はこのうなぎを食べますし、
すこし贅沢したい時などは、普通の日に食べてしまったりもします。
今年の暑い夏も、うなぎを食べて乗り切りましょう!!!
(資源的には食べすぎないように。。。笑)