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加熱用牡蠣は品質悪い??? 生食用と加熱用の違いについて

2017/07/02

最近スーパーに行くとよく見る注水パックの牡蠣

鍋物が恋しくなる季節には、必要な具材のひとつですが、

パックをよく見てみると、『加熱用』、『生食用』という記載が書かれています。

例えば大衆魚である、マアジで比べてみると、

 

 

生食用で販売されていれば・・・

刺身で食べれるくらいの鮮度で入荷されて、品質が良いんだろうな〜

 

 

逆に加熱用で販売されていれば・・・

刺身では食べれないけれど、加熱すれば食べれるからそこまで品質は良くないだろうな〜

 

というイメージをお持ちではないでしょうか。

 

まったくその通りで、品質が良ければ生食用で悪ければ加熱用ということになります。

 

ただ、牡蠣というものは、食中毒になりやすり魚介類で

とくにノロウイルスは驚異ですね。

だからこそ、もし魚のように品質が良ければ生食用、悪ければ加熱用という定義で

あれば、極力加熱用は買いたくなくなりますよね・・?

実際のところどうなのでしょうか。

 

 

牡蠣の生食用・加熱用は鮮度の違いではない!!

よく間違われるところですが、

生食用=鮮度良

加熱用=鮮度悪

ではありません。

 

その牡蠣が育った海域の違いになります。

牡蠣の生息域はプランクトンが多い海域を好みます。

1日に300リットル程の海水を体内に取り込んで、

そこからプランクトンを吸収して餌にしていると言われています。

 

ただ、プランクトンが多い海域というのは、

河川水が流れ込んでいたり、工業用水が流れ込んでいたり

一般的に言えば少し汚れているところが主な生息域とされています。

つまり人間が出した汚染物も取り込んでしまう可能性があり、

それらを人間が口にして美味しいいと言っている。

そのような海域の方が餌が豊富にあり、大きくなりやすいということです。

ただ汚染は心配ですよね。

 

その生食用として販売できる海域という判断は、保健所によって委ねられており

基準としては下記のようになっています。

・保健所が定めた大腸菌数が一定数以下であり、水質の基準を満たした海域で水揚げされている。

・滅菌処理した水、もしくは大腸菌数が一定数以下の海水の中で2日〜3日間断食をさせてあること。

なので、生食用だから鍋に適さないとか、加熱用だから消費期限が短いとか

そのようは鮮度面は一切関係がないということです。

ただ、餌が豊富にあるという点では、加熱用の方が大きくなりやすく

また味がよいとされています。

だったら生では食べないから、加熱用のできるだけ大きな牡蠣を食べたいよ〜!

と思ってしましますが、安全に食べるにはどうしたらよいでしょうか?

 

加熱用牡蠣を安全に食す!!!

以前の記事でもご紹介させていただいています!

ノロウィルスの脅威!!安全に牡蠣を頂くには??

とにかく加熱すること!中まで火を通すこと!

それにつきます。

私もよくやってしまうのですが、

焼きすぎて、中の水分が抜けてカピカピになってしまったということ

経験あるのではないでしょうか?

最近では牡蠣小屋に行く方も多いと思うので、

この動画参考にしてみてください。

やっぱり生で牡蠣を食べたい!

もちろんスーパーに売っている生食用牡蠣を買うのも良いですが、

先に説明した理由で、加熱用に比べると小ぶりになりますし

なにより味が劣る・・・・。プランクトン(餌)の違いでしたね。

だったら、餌が豊富でしかも、めちゃくちゃ綺麗な海域はないのか?

と思ってしまいますが、残念ながら日本で探すのは厳しいです。

それは人間がもたらした汚染によって、そうなっています。

ただ日本から目を外に向けると本当に素晴らしい牡蠣が存在ます。

 

殻付き生食用牡蠣 キャッツアイ

正直高いです!

日本で買うよりはるかに効果な牡蠣になりますが、

それだけ品質が保証されています。

さらに、非常にクリーミー!

日本で食べる生食用牡蠣では味わえない、濃厚な味があります。

頻繁には買えるものではないですが、イベンントごとにはおすすめですね!

牡蠣のシーズンも残りわずかですが、

ぜひノロウィルスには気をつけて美味しく食べてもらいたいものです。

 

 




 

 

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