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九州でしか食べられない? 絶品!!!サバ刺身

2017/07/02

10月に入り、気温も秋めいてきた今日この頃、

この時期にしか食べられないおいしい魚も増えてきています。

 

もちろんその代表格はサンマですが、

この魚に負けず劣らずのものがサバです。

 

一般的には煮付けや塩焼き、そしてシメサバになりますが、

基本的に日本で流通されているメインどころはノルウェーで水揚げされている

国産ではないサバです。

おそらく、よくスーパーで買っている塩サバの

トレーや袋の裏についているシールを見ていると

ノルウェー産とついているものがほとんどです。

 

 

ただ、この時期にぜひ食べてもらいたいのが、

主に北部九州で食べられるサバの刺身です。

 

 

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日本で出回っているサバは何種類くらいいるの???

日本で流通されているサバは、大きく分けて3つの種類に分けられます。

 

大西洋サバ

冒頭でも紹介したノルウェーなど北欧で水揚げされているサバです。

このサバの特徴は、とにかく脂が多いということ!

国内で水揚げされるサバの脂質は多くて20パーセント弱であるのに対して、

大西洋サバは多い時は30パーセントを超えているものも。

身全体が脂のかたまりみたいになるので、下手したらお腹を壊してしまう人も

でるくらい脂がのります。

私も以前、仕事の都合上、中国によく行っていたのですが、

日本人だからと言って刺身を出してくれて、わさびが異常に辛い以外は

普通に食べられたのですが、シメサバだけは口に入れた瞬間受け付けませんでした。

ノルウェーの原料で作っているとのことでしたが、

体が受け付けないほど脂がきつく飲み込めない。。。。笑

マグロの大トロだったら食べれるのにな〜。

脂が多い魚はおいしいと言いますが、ほどほどが一番ですね。

 

日本のスーバーで販売される時は、丸のまんま売られているということは

ほとんどありませんが、塩サバやみりん干し、缶詰など

塩干品や味付け品によく使われています。

 

ゴマサバ

国内では鮮魚でもよく流通されます。

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お腹近辺にゴマのような斑点がついているのが特徴で、

身がやわからくみずっぽく、主に加熱用の魚として

販売されています。

代表格の真鯖と比べると値段的には安価ですが、

旬の時期が夏と、真鯖と異なるため別物のサバとお考えください。

基本的には刺身で食べることはほとんどないですが、

一部産地では特産品として刺身で食べることが可能です。

 

特に高知の清水サバ、鹿児島の首折れサバ

水揚げ後の処理が一般のゴマサバと違うため刺身で食べれるということです。

処理ひとつでこんなに変わるのか〜と、

魚の鮮度管理によって価値が変わるのを実感できる名産品ですね!

 

真鯖

秋から冬にかけて旬を迎えるのが、

この真鯖になります。このサバの刺身がこれから絶品になるということ!!

 

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えっっ??ゴマサバとほとんど変わらないじゃないか!

と言われるかもしれませんが、見慣れている人から言えば顔と形でわかります。

ゴマサバは顔と体が細長いのに対して、真鯖は丸みをおびています。

そして、もう一つ決定的に見極める方法が背びれ骨の本数。

真鯖が背びれ骨の本数が9〜10本であるのに対して、

ゴマサバは10〜13本あります。

10本であれば見極めるのは至難の技ですが、これである程度は把握できそうですね。

ちなみにこの真鯖、ブランドで有名なのが

大分県佐賀関の関サバ!!!

青森県八戸の八戸前沖サバなどがあり、

九州から東北まで広く水揚げされるということですね。

 

 

真鯖の刺身を食べれるのは九州だけ????なぜ???

 

真鯖はこれから脂がのりおいしいシーズンになります。

ただ、なぜ九州でしかお刺身が食べれないのか・・・?

八戸のサバだって食べようと思えば食べれるのですが、

非常にアニサキスのリスクが高いのです!!!!!

 

というのも、水揚げされる場所によってアニサキスの種類が違うのです。

サバアニサキスが入るのは、基本的に餌と一緒に口に入り

そのまま内蔵の中に入ってしまいます。

 

関東から東北で食べられる真鯖は、千葉県銚子沖から八戸沖にかけて

太平洋側で水揚げされるサバになります。

その海域に分布しているアニサキスは、

一度魚の内蔵に入ると、そのまま止まることなく

内蔵を破って身に移行する確率が非常に高くなります。

 

逆に九州で水揚げされるのは、五島や対馬などの海域

玄界灘になりますが、このあたりのアニサキスは魚が生きている状態であれば

基本的に内蔵の中に止まる習性があります。

確かに水揚げされた時は死んでおり、

魚の扱いが悪ければ見に移行してしまいますが

しっかりと扱いができていれば、調理する時に内蔵と一緒に除去することが

できるということですね。

 

そう考えると、サバの刺身が九州でしか食べられていないのは

頷けますね。

 

福岡で郷土料理のゴマサバも食べれるわけがあったわけですね!

 

 

福岡にきたら行くべき!!サバ料理のお店

 

これから、出張や観光で福岡を訪れる機会があれば

おいしい鯖料理はここで食べれます!!!

※水揚げなく食べれない時もあるのでご注意を

 

きはる

まさに鯖の専門店です。

■住所:福岡県福岡市中央区春吉3-21-28 2F
■TEL:092-752-3312
■食べログ
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40004429/

 

ひょうたん寿司

カウンターなのにめっちゃ安い!!!!

■住所:福岡県福岡市中央区天神2-10-20 2F・3F

■TEL:092-722-0010

 

博多ごまさば屋

まさに名前の通り!!

 

 

 

 

余談ですが・・・・・・

 

東北で水揚げされるさばを専門で扱う

お店も関東に出店されています。

一度凍結している魚を使うのアニサキスの心配なく

刺身で東北の真鯖を食べれるというので行ってみました。

脂が多く、ノルウェー鯖のようにくどくないし

料理も多国籍で鯖を使ったものだけしかないということで

鯖好きにはたまらないかも???

一度行ってみることをお勧めします!

 

トロサバ専門店 SABAR

ホームページ:http://sabar38.com/

店舗情報はホームページよりご確認ください。

 

 

 

 

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