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イワシが安くなりアジが高級魚に???こらから食べられなくなる魚

 

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先日某業界紙に、大きな見出しがでていました。

日本人にはなくてはならない大衆魚、

真アジが食べられなくなると。。。

 

 

スーパーにいけば必ずと言って良いほど

丸の真アジ、刺身になった真アジ、

そして冷凍コーナにはアジのフライがありますよね?

そして鯛・マグロ・ブリに比べれば安価で

魚好きの家庭では毎週一回は出てもおかしくない魚のひとつではないでしょうか?

 

旬のシーズンは4月〜8月。

一大産地は長崎・境港。

この時期のアジは脂がのって非常に美味しく、

皮をひけば脂がのったピンク色の血合いになった身になります。

刺身でも焼いても美味しく、家庭に優しい魚です。

かと言って他のシーズンは美味しくないかといえば、そうではなく

それなりの美味しい食べ方ができ年中お目にかかることができます。

 

 



 

 

 

もしかして日本人が獲りすぎたせい・・・?

最近では、マグロの稚魚ヨコワを獲りすぎで、

この先日本人がマグロを食べれない時代がくるかも?というニュースがあったり、

今まで日本人が主導で消費していたサンマを台湾や中国も食べるようになり、

サンマの群れが日本にくる前に台湾船が根こそぎ獲ってしまい

日本で食べられるものが一昨年に比べるとかなり少なかったというニュースがありました。

 

今まで魚食文化が強いのは世界的にみても日本が圧倒しており、

他の国では鮮度維持をする流通面でも、魚に特化したものがなく

魚よりも肉食文化が根付いているところが多いです。

ただ、インド等の新興国では人口増加が急激に進んでおり

食料の確保という一番の問題があります。

肉だけであれば、陸上という限られた場所でしか育てることができず

供給できるキャパシティーも限られていつため、

肉だけではなく魚を食べて行こう。

そして健康的にも魚は身体に良いよ!という先進国の流れもあるのでしょう。

 

これから、魚の需要がどんどん増える状況にあり

日本ばかりが食べていた魚を世界各国の方達が食べるようになるでしょう。

魚も無限にあるわけではないので、もちろん獲りすぎによる魚の減少という

原因も起こりうる問題です。

 



 

 

レジーム・シフトによる問題

おさらく、聞きなれない単語だと思いますが、

レジーム・シフト」とは地球規模のシステム変動を意味しています。

 

そんなこと言われてもわからないと言われそうですが、

数十年のペースで気候と海洋生態系が変動し、

それが魚種の水揚げにも現れるというものです。

 

特に最近でこの現象が起きているものといえば、

マイワシになります。

1980年代を最後に水揚げは劇的に減ってしまい

高級魚という文字が新聞やニュースで踊るようになりましたね。

日本人っておかしなもので、少ない魚は食べたくてしょうがないくせに、

多い魚は見向きもしない。

だから、少ない魚は高値が付き、余計プレミアがついたような気分になり

どうにかして食べたくなる。

そして資源を大切にしなければならない魚を漁師さんが余計獲りにいきたくなるという

悪循環になり、非常に悪いサイクルになります。

 

マグロだってそうですよね。

今では資源が厳しいからマグロの稚魚ヨコワには漁獲規制がかかっていますが、

あれば高くても買っていきます。

マグロの稚魚ではありますが、見質も弱く、脂もあまり乗っておらず

たいして美味しくないですよ。

それだけ少ない魚にたいして、食べたい人が集中するという

変な文化だからこそ、資源が減る原因になっているのでしょう。

 

 

ただ、今回業界紙に乗っていたのは、

資源の乱獲ではなくて、今回のレジーム・シフトの件です。

非常に学術的な内容でしたので、私もすごく苦手ですが・・・・。

 

今まで水揚げが減っていたマイワシが、徐々に増え始め回復の兆しが見ていているようで、

数十年周期で動いていたペースに当てはまったということみたいです。

つまり、増える魚もいれば減る魚もいるわけで、

話し通りにいけばマイワシが増えれば、アジ類が減るというデータがあります。

 

確かに考えるとわかりますが、

最近日本では地球温暖化の影響かどうかわかりませんが、

ゲリラ豪雨みたいな雨が降り、亜熱帯化しているという話もあります。

その影響は絶対に自然界にも影響するのは確実で、

特に海の生き物は適正な、水温・海流地域に回遊していくことが予想できると思います。

あなたが、暑い時は避暑地に、寒い時はハワイにいきたくなるのと一緒ですよね。

原子力発電所付近の海域は、海水が温められ

その場所だけ熱帯の魚が住んでいるみたいです。

 

たしかに資源を守るという意味では、

獲りすぎは一番問題がありますが、

環境破壊というのも大きな影響を与えそうです。

今回の魚種交換は定期的な問題だと言われていますが、

今後温暖化が進んだ場合、日本近海でイワシもアジもとれない

熱帯魚しか獲れない時代が来るかもしれませんね。

 

そんなことを考えると、地球のこと考えながら生活しなければいけません!

日本にもともとある魚食文化を守るという意味でも、

もっと魚のことを考え、地球のことを考え

自然に優しいい生活を心がける必要がありますね。

 



 

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